2008/05/10

√N(平方根)の法則

人間は分子が無数に集まって出来ているのは分かっていますが、
分子の大きさから人間を見ると、きっとスッカスカなんだろうな~と想像しちゃいます。



このまえ、読んだ生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)という本には、平方根の法則というのがあって、



例えば、仮に人間の分子が100個あるとすると、そのうち10個は(√100=10)平均的なふるまいから外れるという事らしいです。



水族館なんかに行くと、魚の群れが泳いでいるのが見れますが、
その大群が右に曲がったとき、必ず左に曲がる小群がいるというイメージが良いのかもしれません。



種の保存とかにも起因するのかなと思います。
全部が右に曲がったところに、鯨が大口開けてまっていたら全滅しますんで、、、



それで、話しを戻すと、
平均的なふるまいから外れる数は、
分子が100のとき10 (10%)
分子が1,000,000のとき1,000 (0.1%)
分子が10,000,000,000のとき100,000 (0.001%)
という様に、平均から外れる率は減っていきます。



そこで、生命現象に必要な秩序の精度を上げるために「人間は分子に比べめちゃめちゃ大きい」必要があるのだそうです。



って事は、宇宙的に考えるととんでもない動きをしている星とかあるのかな~と想像しちゃいます。。



似たような話しで、カリスマ・コンサルタントの稼ぐ超思考法 ~仕事と人生に効く「問題解決力」が身につく20の方法~という本では、中国のドジョウの話しがありました。



日本は中国のドジョウを輸入しているそうなんですが、飛行機で運ぶらしいです。



そうすると、飛行時の悪環境であまりにも水槽が揺れてしまい、
日本に到着する頃にはドジョウの80%は死んでしまうそうです。



そこで、誰が考えたのか、天敵のナマズを水槽に入れて空輸したところ
ナマズに食べられた20%のドジョウのみが死に、他は生きていたそうです。



この状態をカオスの縁というそうです。興味ある方は一読してみてください。
すごく知的好奇心くすぐられる話しでした。

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